レポート

Global Immersion Camp (GIC) 2025 終了レポート

グローバル・イマージョン・キャンプ (GIC) 2025は、8月4日~8月9日 / 8月11日~8月16日の2日程実施しました。17か国・地域出身のキャンプリーダー、スタッフと日本全国から131名の参加者が集まり、一緒に学び・共有・成長の場となりました。

GIC2025のハイライト

ボランティアキャンプスタッフ(VCS) & OBOGプレゼンテーション

GIC2025で最も心を動かされたプログラムのひとつが、GIC(EIC) OGのボランティアキャンプスタッフ(VCS)と何かできることがあれば!とかけつけてくれたOBによるプレゼンテーションでした。

  • 今年は3名のVCS+1名のOB 合計4名のOBOGが、それぞれのGIC(EIC)参加後の歩みを共有してくれました。
  • 1人1人のストーリーは、GIC(EIC)をきっかけにたくさんのことに挑戦し楽しくがんばっていること、挑戦することや継続することの大切さが伝わり、参加者にとって目標となる内容でした。彼らはまた、参加者に「今、話を聞いてくれているみんなも、将来、プレゼンターやスタッフとしてGICに戻ってくることができるよ」と伝えてくれました。GICが大切にしているネットワークのつながりやサイクルを実現してくれました。

VCSの声

GICでの経験を話す機会をいただき、本当に感謝しています。GICは私にとって大きな転機となったので、参加者の皆さんにも少しでも勇気を与えられたらと思いました。

Tomoha (VCS)

最初は子どもたちが自分のプレゼンに興味を持ってくれるか不安でしたが、子どもたちもキャンプリーダーもとても盛り上がってくれて、本当に準備を頑張ってよかったです。中には、将来海外に行きたい、OBOGとして戻ってきたいと言ってくれた子どもたちもいて、影響を与えられたのだと感じました。

Yuran (VCS)

ワンダーランド特別講演:フードロスとフードウェイスト

今年の特別ゲストは、office 3.11からお越しいただいた井出留美さん(元公文生、ジャーナリスト、食品ロス研究者)でした。

井出さんは、

  • フードロス(まだ食べられるのに廃棄される食品)とフードウェイスト(食べ残しなどの避けられる廃棄)の違いについて学び、子どもたちに「日常生活の中でどのように食品廃棄を減らせるか」「自分たちに何ができるか」を考えるきっかけを与えていただきました。
  • 責任感や地球市民としての意識に直結する、心に残る時間となりました。

タレントショー

多くの子どもたちが勇気を出してステージに立ち、音楽・ダンス・コメディ・創作劇など様々な才能を披露しました。多様性・挑戦・自信を体現する、キャンプの象徴的な時間となりました。

Traveling Around the World

今年の「Traveling Around the World」では、参加者は5か国の文化体験をしました。

バングラデシュ

伝統的な結婚式とヘナアート

フィリピン

家族のような温かい集まり、バナナケチャップに興味津々

タイ

ムエタイ体験とユニークな食文化・果物紹介

アメリカ

 食の組み合わせとアメリカンフットボールの応援を体験

ベトナム

伝統的な版画で願いを写す体験    願いが叶いますように!

キャンプリーダーの創意工夫により、子どもたちは世界の文化の相違や多様性、伝統を楽しく学ぶことができました。

GIC2025は、楽しい時間以上の6日間となりました。子どもたちにとって、

  • 世界を知り、視野を広げること
  • 思いやりと理解を持って他者と協働すること
  • 新しい挑戦を通して自分を成長させること

の第一歩となったのではないでしょうか。GIC2025で生まれた笑顔・勇気・つながりが、これからも広がり続け、参加者一人ひとりの未来が輝かしいものになるよう願っています!

参加者の声

どの活動も楽しく、キャンプリーダーの国についてたくさん学べました。タレントショーではダンスをして、たくさんの笑顔を見て幸せな気持ちになりました。将来はほかの国に行って、その国の食べ物を食べたり、英語をもっと勉強したいです。

5か国の文化や食べ物を学ぶことができました。キャンプリーダーのおかげで英語をたくさん話せるようになり、友達もたくさんできました。『間違いを恐れずに英語で話してみよう』という言葉を大切にしたいです。

『Traveling around the World』を通して、バングラデシュ、フィリピン、アメリカ、ベトナム、タイの文化を学びました。特にカリフォルニア州と日本が同じくらいの大きさだと知って驚きました。日本は大きな国だと思っていましたが、世界全体で見ると小さいことを知り、改めて『世界は広い』と感じました。

参加してくれた子どもたち、キャンプリーダー、VCS、OBOG、そしてゲストスピーカーの留美さんに心から感謝申し上げます。
GIC2025は、多くの人の協力によって忘れられない成功となりました。

Biwako 1
Biwako 2

関連記事

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

これまでのGICレポート