レポート

EIC 2018 終了レポート

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2018年のKUMON English Immersion Camp(EIC:公文教育研究会グローバルネットワークチーム企画・運営)には小学校3~6年の224名が参加しました。6日間のキャンプが計4回行われましたが、うち2回は7月末~8月中旬にかけて滋賀県の琵琶湖湖畔にて、他の2回は8月中旬~下旬に静岡県伊豆で開催されました。

52名のキャンプリーダー/スタッフの出身国は26カ国に及び、日本国中から来た子どもたちは多様性「豊富」な環境を体験することができました。バックグラウンドの違いはあれど、英語をコミュニケーションの媒体として、参加者はお互いのことを知り、学び、成長をサポートし合いました。

(1) Gaining confidence through communication

EICでは子どもたちが間違いを恐れることなく多様なバックグラウンドを持つ人とコミュニケーションをとれるような意欲を醸成します。キャンプの初日は恥ずかしがったり、緊張していたりする子どもたちがたくさんいますが、周りの人たちのことを知るにつれ英語で表現することに喜びを感じ、徐々に自信を見せはじめます。

Outdoor Games
River Crossing (Teambuilding Game)

今年は、子どもたちが自分の考えを表現する機会を増やすため、いくつかの新しいプログラムを導入することにしました。例えば、Amazing Japanというプログラムでロールプレーの内容を増やし、子どもたちが料理のシェフや旅行代理店の役を演じる中で、日本の有名な料理や観光地を紹介する活動としました。

(2) Embracing diversity and broadening worldview

Choosing souvenirs in Traveling around the World (Vietnam)

EICでは多様なバックグラウンドを持つ人がたくさんいる中で日々を過ごしますから、いつも以上に周囲の人に理解や配慮をすることを学びます。また、キャンプ中の活動はチーム単位で行いますから、周りの人とサポートし合いながら生活することも学んでいきます。

いわゆる体験型の活動として、Traveling Around the World、World Food Market、Cultural Showbizなどのプログラムでは、様々な国や地域とその文化について学ぶことができます。関連して、Stories of The Worldはキャンプリーダーたちが自分の国や地域、文化に関する物語を読み聞かせるプログラムとしてこちらも今年から新しく導入した活動です。

Namaste! (Traveling around the World – India)

今年のWonderlandのプログラムでは、子どもたちに地球規模の事象に関して関心を持ってもらおうと、琵琶湖キャンプでは京都のチョコレートショップのDari-Kと、伊豆キャンプでは環境問題に取り組むWWFと共に食物に関する持続可能なサプライチェーンに関して英語で考え、意見交換をする活動を行いました。

A Presentation about Fair Trade Chocolate by Dari. K
Presentation about Sustainable Food Products by WWF Japan

このような活動をきっかけに、子どもたちが世界の物事に好奇心を持ち、視野を広げ、地球社会に貢献する意欲をもってくれたらと願っています。

(3) Gaining motivation to take on higher challenges

EIC2018では、小学生の頃にキャンプに参加し今は大学生になっているボランティア・キャンプ・スタッフ3名の参加がありました。キャンプ中のプログラムでは、自分たちがEICに参加した後にどんな挑戦をしてきたのかを子どもたちの前で発表をしてくれました。

Hiroto Takeuchi (EIC 2008) and Moeka Mitani (EIC 2009) – 2nd and 3rd from the left – sharing their experience (VCS in Biwako Camp)
Eka Suzuki (EIC 2010) sharing “What I Challenged after EIC” (VCS in Izu Camp)

琵琶湖キャンプでは、過去のEICの参加者の3名(Asuka YoshikawaーEIC2010、Honoka YoshimotoーEIC2012、Tomoha OnumaーEIC2015)も出演し、EICの経験について子どもたちとシェアしていただきました。

ボランティア・キャンプ・スタッフを含め、周りの「先輩たち」にも感化され、子どもたちは子のキャンプを振り返り、自分の夢や挑戦したいことを考える時間を持ちました。そしてキャンプ最終日の卒業式では皆の前でその発表も行いました。

EIC2018開催にあたってサポートをして下さった皆さまお一人お一人に、この場をお借りして厚く御礼を申し上げます。

キャンプ参加者の皆さんへ、キャンプを終わった後も、皆さんが新しい挑戦に臨み目標に向かってがんばっていることを願っています。また、キャンプの間にできた友だちとも連絡を取り合ってくださいね。今後は Overseas Study Tour(OST)や、Global Network Initiatives(GNI)といったイベントもありますから、ぜひキャンプリーダーや友だちに会いに来てください。

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