レポート

Global Immersion Camp (GIC) 2023 終了レポート

6+

オンラインGIC2023は、8月5日(土)~8日(火)、毎日3時間のセッションとして実施しました。小グループに分かれ、ベトナム公文生と交流したり、世界の環境問題を学んだり、過去GICに参加した先輩と出会ったり、様々な経験ができた4日間でした。色々な経験を重ね、参加者やキャンプリーダーそれぞれに成長を見ることができました。このレポートでは成長に繋がったプログラムや当日の様子をご紹介します!

プログラムのハイライト

様々な経験ができたのは、WWFの天野さん(Yohさん)、ベトナムの公文生たち、GICの先輩たち、日本各地からの参加者、
20か国・地域出身のキャンプリーダー、多くの方の参加や協力があってこそ!
GIC2023に関わってくださった皆さま、ありがとうございました!

YouTubeをご覧いただけない方は、こちらの動画(mp4)をご覧ください

DAY 1 : Having Fun !

これから4日間一緒に楽しむキャプリーダーや友達と出会い、自己紹介や英語のゲームをしました。最初は緊張したり自信がなさそうな様子も見られましたが、少しづつグループに慣れ、2日目以降が楽しみになるスタートになったようです。

くもんの英語の目標に向かって「がんばろう!」とやる気がでました。(9歳、日本)

DAY 2 : Cultural Exchange & Meeting the Seniors !

2日目は、新しい出会いがたくさんありました。

公文で英語教材を学習しているベトナムの友達と出会い、まずは自己紹介。ベトナムと日本を比べるクイズや、自分の言語の好きな言葉をお互いに紹介するアクティビティをしました。その後、ロールプレイ形式のゲームで、tourists(旅行者)とtravel agents(旅行会社)の役を交代で演じ、自分の街の有名な場所やお土産などをおすすめし合いました。アクティビティを通して楽しく、お互いの国について新しいことを学べる機会になったようです!

新しい単語を覚えました。日本の自然、文化、食べ物などについてもたくさん学べました。(11歳、ベトナム)

2日目の最後は、過去GICに参加した大学生、社会人の先輩が小学生の時にがんばったこと、これからの目標を紹介してくれました。海外で活用する先輩や、英語以外の言語も学ぶようになった先輩もいました。ベトナム、日本どちらの参加者にとっても将来への視野を広げる機会になったと思います。

日本の友達ができて嬉しかったです。
発表してくれた先輩もとても尊敬しました。将来彼らのようになりたいです。(10歳、ベトナム)

DAY 3 : Global Issues

3日目もベトナムの友達が参加し、一緒に世界の課題について考えました。WWFジャパンの天野さん(Yohさん)を迎え、ひとつの例としてインドネシアの環境問題についてお話しを聞きました。動物(オランウータン)、農家(パームヤシの木)、政府や環境を考える団体(WWF)など、様々な立場の状況や考えを知りました。その上で、自分の生活との関り、買い物をする時に意識できるマークがあるなど、環境を守るために今、自分にできること、将来取り組めそうなことを考えました。3日目は難しいトピックでしたが、一生懸命聞き、考え、発表ができました。面白いアイデアもたくさん出ていましたので、いくつか紹介します!

  • We can “help farmers stop cutting trees, teach how to grow palm trees and make new forest for Orangutans.” (10歳、ベトナム) 
    (農家さんに気を切るのをやめること、木を育てる方法を伝えて、オランウータンの為に新しい森をつくりたい。)
  • “I can volunteer to help people and nature.” (12歳、日本)
    (人と自然を助けられるボランティアをしたい)
  • “I think education is the key, so we do not educate only farmers about how to not cut trees and grow palm but also people around this area on how to do it too. (13歳、ベトナム)
    (教育が一番大事で、農家だけではなく、地域の人にも木を切らないこととパームの育て方を教えないといけないと思います)
  • We can “create new jobs for local people. They can be tour guides for nature.” (9歳、日本)
    (現地の人のために、自然のツアーガイドなど新しい仕事を作る。)

世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)にご協力いただきました!

WWFは100カ国以上で活動している環境保全団体で、1961年にスイスで設立されました。人と自然が調和して生きられる未来をめざして、サステナブルな社会の実現を推し進めています。急激に失われつつある生物多様性の豊かさの回復と、地球温暖化防止のための脱炭素社会の実現に向けて、希少な野生生物の保全や、持続可能な生産と消費の促進を行なっています。
活動はすべてサポーターの皆さまに支えられています。

世界で起こっている環境問題について知れました。そのことによって世界各地で起きている山火事などのニュースに少しずつ目を向けるようになりました。(12歳、日本)

DAY 4 : Cultural Diversity & Reflection

キャンプリーダーの国にオンラインで旅をしました。リーダーが紹介してくれるその国ならではの文化や遊びを体験しました。今年は6か国を紹介しました。

Italy

自分のオリジナルピザを作りました。材料を載せ、レシピを作り、ピザの名前も考えました。日本でも身近なピザですが、ピザの文化についても学ぶことができました。

Mozambique

モザンビークにも子どもの日はありますが、日本とは違う日だそうです!民族衣装を着て過ごすことなどを知りました。自分たちでもモザンビークの伝統的な布の模様を使って、紙の服を作りました。

Nepal

15日間続くお祭りがあるそうです!そのお祭りについて学び、お祭りで日本と同じようなカイト(凧)を挙げることを知りました。時間中に自分のカイト(凧)も作りました!

USA

アメリカで有名な「Thanksgiving」(感謝祭)を学び、紙のターキー(七面鳥)を作りました。羽根に家族や友達、感謝している人の名前を書きました。

India

インドでは、兄弟や友達の健康や幸せを祈って、ブレスレットを作る日があると学びました。それぞれ兄弟や友達のためにインドのブレスレットを作りました。

Botswana

サファリのバーチャルツアー体験をしました。ボツワナには、日本にはいない野生の動物がたくさんいることを知りました。

世界中の国のことや世界の問題を知って世界のことがもっとわかりました。これから国の文化を認め合い、世界の問題を解決していきたいと思うようになりました。(11歳、日本)

GIC最後のプログラムは、自分の気持ち、考えを発表すること。GICの感想やこれから頑張りたいことを英語で発表しました。Q&Aタイムも設け、参加者がお互いにたくさんの質問をし合いました。間違いを恐れず、英語のコミュニケーションに挑戦する姿が見れ、初日からの成長を感じキャンプリーダーもスタッフも、感激しました。

保護者の声

今回のCampに参加して、オンラインで不安もありましたが、本人から「楽しかった。」「友達ができた」「次も参加したい」という言葉を聞くことができました。英語が楽しい、勉強ではなく、コミュニケーションツールだと感じれくれた事に大きな喜びと成長を感じました。

GIC前の課題からテーマを意識し始め、家の中にあるものやお店の商品の地球環境を守るマークを探したりその意味を調べるようになりました。この様なテーマを身近な人達と考えるだけでなく、世界の状況を様々な国の方と考える事でより世界で同じことを考えていくという実感が湧いたと思います。

公文の先生の声

教室で学習している英語が、今回のような英語をコミュニケーションツールにしている人たちと話す機会を持てたことで、学ぶ→使うために学ぶというように立体的なイメージになったのではないかなと思います。

”英語で話してみる” ”わかってくれた” ”相手が話していることがわかる”のサイクルを繰り返し経験したことで、英語の学習をもっとがんばりたいと意欲的になってくれています。

GICへの参加によって、世界の環境問題などに目を向けるきっかえになったことや、参加前より積極的になったというのも嬉しい成長です。

グループリーダーの声

It was empowering to see the growth of both our kid and us leaders learning and teaching progress. It’s amazing how short days program can make such a big difference with the collaboration of leaders with staff members and with great passion of the participants. (子どもと私たちキャンプリーダーの両方が学び、成長していく姿を見るのは刺激になりました。短い日数のオンラインプログラムでも、キャンプリーダーとスタッフの協力、そして参加者の情熱があれば、これほど大きな変化をもたらすことができるのだと驚きました。)

Hanna, Ethiopia

ONLINE GIC 2023 is a challenging but rewarding experience for both kids and camp leader. It is a journey of growth and appreciation. English is our superpower, and it is important to share and put into practice our power to speak in English and make new friends all over the world! (ONLINE GIC 2023は、子どもたちにとってもキャンプリーダーにとっても、やりがいのある経験でした。それは成長と感謝の旅です。英語は私たちのスーパーパワーです。英語で話す力を分かち合い、実践し、世界中に新しい友達を作ることが大切です!)

Pami, USA

GIC has become an unforgettable chapter in my first-year journey. Its impact reaches beyond the children’s memories but also leaves a memorable mark on me as their camp leader. Engaging with KUMON, particularly through GIC, has been a source of cherished moments and invaluable skills. (GICは、私の大学1年生の旅の中で忘れられない章となりました。その影響は子どもたちの記憶にとどまらず、キャンプリーダーである私にも忘れがたい足跡を残しています。KUMONとの関わり、特にGICを通しての関わりは、大切な時間とかけがえのないスキルの源となりました。)

Feliz, Vietnam

参加者の声、感想は原文のままです。

6+
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

これまでのGICレポート