レポート

第5回Global Network Initiatives (GNI) レポート

第5回グローバル・ネットワーク・イニシアチブ（GNI）は、2025年3月22日（土）に新大阪にある公文本社オフィスで開催されました。GNIは、過去のEIC参加者、キャンプリーダー、スタッフが年に一度集まるイベントです。今年は初めて、Ichigojam（イチゴジャム）テキストプログラミングというトライアルイベントと併せて開催されました。両イベントはそれぞれ、10:00～12:00（Ichigojamテキストプログラミング）、13:30～17:00（GNI）の日程で実施されました。

Ichigojamプログラムには、過去の公文イングリッシュ・イマージョン・アクティビティ（KEIA）の参加者合計19名が参加しました。GNIイベントには、2024年および過去のグローバル・イマージョン・キャンプ（GIC）参加者、キャンプリーダー、キャンプスタッフだけでなく、保護者、兄弟姉妹なども含め、合計で100名近くの方々にご参加いただきました。

GNIは、単なる同窓会、過去のキャンプを懐かしむ以上のものです。年齢、背景、国籍、言語の異なる参加者みんなが、批判や評価をされることのない環境で、安心して自身の成長や夢、プロジェクト、EIC/GIC後の歩みについて振り返り、共有する機会を提供するユニークな場所です。最も重要なことは、間違いを恐れずにアイデア、コメント、感情を表現してみようとチャレンジする気持ちです。

GNIの目的は、互いに刺激を与え合い、モチベーションを高め合い、互いに学び合うことです。GNI後には参加者全員が、自分が認められたと感じ、仲間の発表やコメントに感動し、喜びややる気を感じられる時間になることを願っています。

Event Information

Date: March 22, 2025 (Saturday)
Location: Kumon Institute of Education Headquarters, Shin-Osaka
Attendees: 89 (39 children, 9 OBOGs, 9 Camp Leaders, 4 Camp Staff, 8 Staff and 20 parents)

Summary of the Highlight Program

第5回GNIは、2024年グローバル・イマージョン・キャンプ（GIC）のダイジェスト映像から始まりました。多くの参加者がGIC2024参加者だったので、楽しかったGICを思い出さし、月日の流れの速さと、変わらない何かが存在することを感じる時間となりました。久しぶりに再会できたこと、そして11年前にEICに参加した仲間が戻ってきてくれたことは、EIC/GICにとどまらないつながりを感じる心温まる機会となりました。

オープニング映像と、グローバル・ネットワーク・チーム（GNT）リーダーであるEnokky氏からのメッセージの後、参加者はすぐにプログラムのハイライトへと進みました。最初は、2002年から2024年までにキャンプに参加または関わったすべての参加者を知るためのアイスブレイク活動でした。

① “Dear Future Me (I)” & “Dear Future Me (II)”

GIC 2024の参加者から4名がステージに上がり、GICに参加してからの7ヶ月間でがんばってきたこと、そしてこれからの目標について共有しました。大勢の人の前で話すのは緊張しましたが、この4名のメンバーは短期間で大きく成長した姿を見せてくれました。その後、発表者への励ましのメッセージを伝えました。また、GNI時間中はいつでも付箋にメッセージを書いてポスターに貼り付けられるようにしていて、たくさんのメッセージが集まりました。

An audience gave an encouraging message to the presenter

② “Wonderland” – Presentation on the topic 「Water」

EIC/GICでは「ワンダーランド」というアクティビティがあり、参加者は今自分たちが住んでいる地球（世界）について、知り、学び、疑問を持ち、共有し合います。昨年（GIC2024）は湖（水）に関するトピックが取り上げられました。

GICで学んだことの延長として、今回の第5回GNIでは、キャンプリーダーの一人をお迎えし、水の重要性に関する彼女の仕事について共有してくれました。ネットワークの点においてもとても嬉しいことでした。活発でインタラクティブなプレゼンテーションは、特に淡水のような天然資源から得られる水は限りがあり当たり前のものとして考えてはならない、ということを思い出させてくれるものでした。プレゼンテーションの最後には、参加者全員にフランスアルプス産のミネラルウォーターのボトルが贈られました。

③ “My Journey” – Be inspired by listening to the OBOGs experiences

「マイ・ジャーニー」アクティビティは、司会者（MC）がゲストスピーカーや聴衆と話し、質問を交わすトークショーのようなものです。このアクティビティは、EIC/GIC参加から10年以上経ったOBOG（卒業生）たちによる、個人の経験や自身で感じる成長に基づいた話を通して、子どもたちだけでなく大人も触発されました。

現役の医大生、あるいは卒業したばかりで子どもの頃の夢であるパイロットを目指そうとしている人、また会計士としてもうすぐ働き始める人といったOBOGのメンバーやMCにとって、大勢の聴衆の前でメインスピーカーやMCとして英語で話すことができる良い機会でもありました。OBOGメンバーとの継続的なつながりより、このアクティビティを実現することができました。

Finally at the end of GNI – A Networking Time

グループワークの終わりに、私たちはGNIがどんな場でありたいか、つながりを大切にするには何ができるかについてアイデアを共有しました。グローバル・ネットワーク・チーム（GNT）が開催するイベントは、各自が自らの課題や目標を見つけること、世界を知ること、お互いに理解することを目指しています。

特にGNIは、視野の広がり、安心して発言ができる議論、再会・新しい出会いを通じて、国際社会の中で未来へ進みながら個々の成長を見守り、サポートできるようなプラットフォームを提供し続け、EIC/GICファミリーメンバーの可能性を最大限に引き出し、広げるサポートをする存在でありたいと願っています。

イベントの最後はネットワーキングタイムで締めくくられ、参加者全員が自由に話したい人と交流を楽しみました。

Participant Comments

キャンプに一緒に参加した友達に会えて嬉しかったですし、すでに知っているキャンプリーダーたちに会えて安心しました。

GICで出会った大切な友達やキャンプリーダー、スタッフの方々と再会できる機会を持てて嬉しかったです。最後には皆と自由に話せる時間があり、それも楽しかったです。プレゼンテーションなどを聞くことが中心だったので、皆で遊べる時間がもう少しあればよかったと思います。また集まる機会があればいいなと思います。もうすぐ中学生になるので、参加できるイベントがあることを願っています。

とても素晴らしいイベントだったと思います。子どもたちに再会し、スピーキング能力だけでなく、自信のレベルも含めて彼らが大きく成長した姿を目の当たりにして感じた喜びは、言葉では言い表せません。旧友と近況を報告し合ったり、新しい友人を作ったりして、とても楽しい時間を過ごしました。

ワンダーランドのプレゼンテーションは、楽しく魅力的な発表のなかで大切な情報もあり、本当に楽しめました。みんな何か新しいことを学んだに違いありません。

タレントショーや「マイ・ジャーニー」は、素敵でしたが、もっと多くのものを期待していました。「マイ・ジャーニー」に関しては、それぞれの話が美しく、感動的でした。そのような挑戦を引き受けてくれた彼らに心から敬意を表します。

全体的に、短いながらも素敵なイベントでした。このような機会をいただき、ありがとうございました ❤️

初めてGNIに参加しましたが、これほど多くの人が以前GICに参加していたことに驚きました。いつか将来、自分の仕事についてプレゼンテーションをしてみたいです。

全体として、良い経験ができました。子どもたちの成長と将来の目標を見ることができました。それは刺激的であり、彼らが将来目標を達成するのを見届けたい、そして彼らの努力の一部でありたいと感じました。イベントに関しては、子どもたちはすでにGICに参加していたため、すぐに打ち解けていました。子どもたちと再会できて感謝しています。最後に、OBOGによる「マイ・ジャーニー」は、もっと時間をかけていれば、さらによくなったかもしれません。そうすることで、子どもたちに英語学習へのモチベーションをさらに高めさせることができるでしょう。

What’s GNI?